原則としてプレイヤーキャラクターは、武器・防具一覧、アイテム一覧に掲載されている品々を、セッションとセッションの合間にいつでも買う事ができます。
　また、セッション中でもGMの許可があれば、例えばオープニングシーン終了直後などGMの指示するタイミングで買い物をしても構いません。
　ただし、キャンペーンプレイなどにおいて、例えばプレイヤーキャラクターたちがどこかに囚われているといった状況においては、セッションとセッションの合間であってもGMに買い物処理の許可を取るようにしてください。

　買い物は、対価となるenと、素材アイテムの両方を消費します。
　ただし例外として、キャラクター作成時の買い物だけは、素材アイテムを必要とせず、enだけで購入できます。


　武器および防具には、R(ランク)が存在します。
　武器・防具を購入する際には、R幾つのものが欲しいのか、買い手が能動的に決定してください。

　Rは1〜15の数値で表される値であり、高ければ高いほど高性能で、高価で、希少な素材を必要とする事を表します。
　具体的には、武器・防具を購入するためには、その武器・防具に適合した素材をどれかひとつ消費する必要があります。しかもその素材のRは、求める武器・防具のR以上でなくてはなりません。
　基本的には、入手できる素材のRは、挑戦する迷宮の難易度やエネミーのレベルに比例しますので、一般的にはキャラクターのLvに等しいRの装備が、身の丈に合った装備という事になります。


　武器および防具には、ひとつの品につき2項目まで、特別な効果を付与する強化を施す事ができます。これを『鍛冶』と呼びます。
　鍛冶を行うには、鍛冶の対象となる武器・防具に適合した素材をどれかひとつ消費する必要があります。この際、素材のRは鍛冶の対象となる武器・防具のR以上でなくてはなりません。さらに、付与する効果に応じたenを支払う必要もあります。
　具体的な内容は、装備一覧を参照してください。


　不要になったアイテムを売却する事も可能です。その際の売値は、購入価格の50%になります。
　なお、素材アイテムの売値は、一律で(素材レベルの2乗)×50enです。


　プレイヤーキャラクターたちは、24時間365日、常に冒険だけしているわけではなく、日常生活というものもあります。
　これについてのデータ的な支出をGMが求める場合、おおよそ適切な生活費はレベル×10enと考えてください。

　レベルの上昇に伴って生活費が上がっていくのは、一見非合理に見えるかもしれませんが、そのような事はありません。
　駆け出しの冒険者たちは資金的にも、資金を稼ぐための実力的にも余裕が無いため、相部屋や簡易寝台で睡眠を取り、食事も硬いパンや燻製肉、大鍋から複数人がよそり取るスープ類など、お世辞にも豪勢とは言えないものばかりになりがちです。
　それがある程度実力と財力が身につけば、プライバシーの保証された個室の宿に泊まり、元気のつく美味い食事にありつこうと生活レベルを向上させるのはごく普通の行為と言えるでしょう。
　さらに極まった実力者たちともなれば、冒険者向けの宿や酒場では看板役的な存在になるでしょうし、贔屓にしている武器屋などはその名前を借りて自分の店に箔をつけようとするかもしれません。となれば多少の見栄も必要になってくるもので、否応なく生活レベルを上げざるを得ないのです。

　適性額未満の生活費で済ませようとするプレイヤーキャラクターがいる場合、GMが許可・不許可を判断します。